ミラーレスフルサイズDSLR揃い踏み!

こんにちは、代官山スタジオ撮影部です。
昨日のことですが(記事作成は9/6)、キヤノンからミラーレス一眼が発表されました。
光学の可能性を広げる新イメージングシステム“EOS Rシステム”が誕生
カメラ・レンズで構成する「EOSシステム」がさらに拡大
これで、SONY、NIKON、CANONとメジャー一眼メーカーのフルサイズのミラーレス一眼機が出揃ったことになります。
当社は動画撮影専門なので今回は、その動画性能に焦点をあてていきたいと思います。
ラインナップ
今回は動画性能ということで、シリーズの中で動画向けのカメラのみをラインナップしてみました。
キヤノンについては1機種のみなのであしからず。
- SONY A7SII(発売中)
- Nikon Z6(2018年11月下旬発売予定)
- Canon EOS R(2018年10月下旬発売予定)
以上3機種だ。
まずは各SPECからみていきたい。
サイズについて
3機種ともほぼほぼ同じような大きさになったという感じだ。
一番コンパクトなのは、a7SIIといえるかもしれないが、
10mm前後の横幅の違いであったり、5mm前後の奥行きの違いは重量バランスとの兼ね合いで
誤差の範囲かもしれない。
このあたり比較する機会があれば、またレポートしたい。
その重量については650g前後におちついていて、
さすがミラーレス機種だといえる軽量さだ。
更にa7SIIの軽量さは他の2機種よりも更に20-30gほど軽量で、
3世代目に突入しているソニーミラーレスの面目躍如といったところか。
動画性能について
動画性能に関して目を引くのは、どの機種も120fps収録ができるようになっていることだろう。
ただし、EOS Rに関してはハーフHDのみの対応となっていて、他の2機種と比べると
残念感が否めない。
動画収録時のセンサー読出し方式が、EOS Rだと公式HPページから読み取ることができなかった為、
情報を引き続き集めていきたいところだ。
SONY A7SIIセンサー
このあたりは、ボケ感であるとかレンズの特性にもおおきく影響するのでわかり次第お伝えしたいと思う。
Log収録し関して、3機種とも対応してきたのはとても評価できる。
キヤノン、SONYに関しては、シネマカメラ等の経験を踏まえて培われたLogであるため
信頼性に関して問題なさそうである。
NikonのN-logに関しては、そのパフォーマンスがどういったものなのか、
これからの評価などをフォローしていきたいところだ。
N-log参考
センサーについて
センサーは、ニコン、キヤノンが裏面照射型CMOSセンサーを採用。
更にキャノンはデュアルCMOSを採用してAF性能を向上させている。
ニコンは、キヤノンと比較すると感度特性にちからを入れているようで、
このあたりが撮影にどう影響するのかみものだ。
ソニーセンサーは、裏面照射型ではないが独自の技術を採用し
従来CMOSの欠点である集光性を向上させている。
またワイドフォトダイオードを採用しており、このあたりが感度特性に影響していると思われる。
手振れ補正について
手振れ補正については、動画撮影をする上ではとても有効だ。
動画撮影では、静止画撮影と比較するとシャッタースピードが遅く手振れの影響も大きい。
3機種のうち、ボディ内に光学式手振れ補正を採用しているのは、a7SIIとZ6の2機種だ。
ソニー手ブレ補正イメージ
ニコン手ブレ補正イメージ
EOS Rについては、レンズのジャイロ情報と映像エンジンによる解析で補正を行う仕様だ。
キヤノン手ブレ補正イメージ
補正精度は、a7SIIは4.5段 Z6は5段 EOS Rが5段を達成している。
キヤノン以外の2機種は、レンズによらない補正が可能である為レンズ汎用性は高いといえる。
まとめ
ということで、3機種をみてきた。
いよいよ、ミラーレス一眼が今後のメイン機種となる時代が到来か!?といったところです。
キヤノンにしてもニコンにしても、まだそのパフォーマスンが未知数なところもあるため
引き続きみまもりつつ、早く触れてみたいと思います。
この後ろには、マイクロフォーサーズ系のカメラも追従してるので、油断はできなさそうです。
使う側としては、選択肢が増えていくことを素直に喜ぼうと思います。
ただどんどん機能が豊富になっていくので、
現場でのセッティングに時間がかからないようにメーカーさんには工夫をお願いしたいなと
ちょっとだけ希望です。
ではまた。